ネットビジネス実践記 転売編1
そもそもネットビジネスを始めようと考えたのは、定年が近くなったからだ。
定年延長という選択肢もあったのだが、引き伸ばしても2~3年(最長5年)。
年金だけでは暮らせないことが分かっていたので、
平均寿命80歳まで生きるとすると、退職後の生活の目途が立たない。
定年後も何か仕事を持つことは必須だったのだが、そこで考えたのが「自宅でできる仕事」。
現役時代、毎日通勤だけで4時間半もかけていた反動で、通勤アレルギーになってしまった。
自宅でできる新しい仕事を探すなら、まだ元気な内にと、60歳で一区切りさせることにした。
探しあぐねて…
いざ自宅できる仕事を探してみると、あることにはあるが、なかなか難しいことに気が付いた。
例えば「クラウドワークス」というサイトがある。
ここにワーカーとして登録すると、掲載されている仕事から好きなものを選んで応募することができる。
単発のもの、継続的なものなの様々だ。
自分は書くことが好きだったので、ライターの仕事を探してみると、それこそたくさん出て来る。
出てくるが…、
「安い!」
文字単価は0.2円とか、ざらにある。
これでは、生活するだけの金額を稼ごうと思ったら、相当量の依頼を受けねばならない。
月10万円の壁は厚いと感じ、ライターは棚上げ。
他に何かないとかネットで検索している内に「転売」の文字を見つける。
転売とは
転売とは、その名の通り、商品を仕入れて売ることだ。
その差額が利益になる。
システム自体は通常の商売と何も変わりはない。
ネット上で行われている転売は、ネットで仕入、ネット売る。
仕入・販売の手段としてネットを利用するというだけだ。
自宅でできる仕事を探すと、どうしてもネットビジネス系になる。
ネットなら場所も時間も選ばない。喫茶店でも自宅でも、PCさえあらば好きなところで仕事ができる。
何より通勤がないのがありがたい。
「これぞ我が理想!」ということで、ネットビジネスというものが、
自分の中で、徐々にクローズアップされてきた
ネットビジネスと言えば、転売・アフィリエイト・情報販売などがメジャーどころだ。
ネットで調べると、アフィリエイトは稼げないという情報が飛び交っている。
情報販売は、素人がいきなり始めるのはムリ。
しかし転売なら、仕入れて売るだけなので、やり方さえ間違えなければできそうだ。
という甘い判断で、とりあえず転売をやろうと決めた。
転売について調査
転売にも実はいろいろある。
代表的なのが「せどり」と呼ばれている手法だ。
簡単に言うと古本屋から売れそうな本を安く買い、Amazonなどで高く売るというもの。
売れそうな本の探し方もシステム化されていて、根気さえあれば割と間違わずに仕入れることができる。
本の背表紙を見て取るので「せどり」という名がついたそうだ。
実際せどりだけで、月に何10万クラスで稼いでいる人もいるらしい。
またせどりは本だけでなく、ゲームに詳しければ中古ゲームを探せばいいし、フィギアに詳しければフィギアでもできる。
応用範囲が広いのも魅力だ。
だが、自分にはピンとこなかった。
仕入を間違えると、在庫と赤字ばかり積み上がっていき、早晩行き詰ったしまう。
ベテランの指導者にきちんと習わないと難しいのではと感じた。
確かに売れる本の見分け方はある。
だが本屋の方の規制も厳しくなって、店でスマホを使ってこそこそやっていると注意されるようになった。
どうしたものかと悩んでいる内に「無在庫転売」という言葉が目についた。
これが間違いの始まりだったとは、当時の自分は知る由もない。
無在庫転売の悪夢
無在庫転売とは、在庫を持たない転売のことだ。
え?在庫なしにどうやって売るの?
と疑問に思うだろう。それは正常な感覚だ。
簡単に言うと、仕入できそうな商品の目星をつけておいて、販売を開始してしまう。
そして注文が入ってから仕入れるのだ。
「それじゃあ、お客さんが注文してから届くまで、日数がかかってしまうよ」
という疑念が湧く。
だがそれを解決する手段があった。
恐らく無在庫転売の手法も、初級⇒中級⇒上級 といろいろあって、管理人が経験したのは初級のみ。
無在庫転売の全体は分からないので、今の知識であれこれ言うのは偏見だという批判もあろう。
とは言え、この記事を読んでくださっているのは、ネットビジネス初心者の方だろうと思う。
同じ初心者として、私が経験した道筋は、読む方の何らかのヒントになるかもしれない。
もし、転売ビジネスを検討しているならば、無在庫転売も耳にしていることと思う。
転売ビジネスのほんの入り口ではあるが、管理人の体験を書いておくので、よければ読んでみて欲しい。
「ネットビジネス実践記 転売編2」←に続く
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