心のふるさと

ゼロポイントフィールド仮説

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けんすけです。

 

最近読んだちょっとおもしろい本の話をします。

 

その本のメインの主張は『ゼロポイントフィールド仮説』。
あまりなじみのない言葉なので、簡単に解説すると、つまり、、

 

宇宙がまだできる前、真空の場があったわけですが、その場に揺らぎが生じ、揺らぎがビックバンを発生させ、以来宇宙は爆発のエネルギーで拡大を続けています。

その宇宙創世前の真空の場は未だ存在し続けており、その場を「ゼロポイントフィールド」と呼ぶそうです。

そしてその場には、宇宙の創世以来の「全ての情報」が記録されています。

宇宙の全ての情報ですので、もちろん太陽や地球の誕生も、そこに誕生した生命も、最近になって生まれた知的生命体の情報も記録されているそうです。

そう、これを読んでいる「あなた」の情報も、です。

 

そんな膨大な情報が記録できるはずないだろう、と一般人は思うのですが、これが「波動」という媒体を使うと記録可能になるのだとか。

波は無限の情報を記録できる、と、ここらへんは素人にはピンとこないので省略します。

 

これは最新の物理学から唱えられている仮説で、決して論理的根拠のない話でも、荒唐無稽な暴論でもないそうです。

さらに驚くべきことに、そのゼロポイントフィールドには、未来の情報も記録されています。

私達の暮らす3次元世界では、時間は過去から未来への一方通行なので、理解が難しいのですが、ゼロポイントフィールドは次元を超えていますので、そういうことも可能になるらしい。

 

 

ここで一つの疑問が生じますね。

ゼロポイントフィールドにあなたの情報があって、しかも未来も記録されているとなると、あなたの未来は既に決まっているのでしょうか。

「記録」というと、一旦書き込んだら不変なものと思いがちですが、ゼロポイントフィールドの記録はどんどん書き換えられていくので、あなたの未来が確定しているわけではありません。

あなたの選択により、ゼロポイントフィールドの記録は時事刻々書き換えられていくのだと言います。

 

さて、このゼロポイントフィールドは、宇宙、つまりは全ての生命の産みの親ですので、全ての生命は「死」によってゼロポイントフィールドに帰っていきます。

ゼロポイントフィールドは、全ての生命が生まれ、そこに帰っていく魂の故郷です。

そこには過去、現在、未来が混在する、つまり3次元世界的な「時間」が存在しない場所。

 

ここまで読んだ時、私はこのゼロポイントフィールドとは、一般的に「霊界」とか「あの世」とか呼ばれている場所のことなんだろうと、直感しました。

ゼロポイントフィールドの性質と、私が思い描く霊界の性質が、酷似していたからです。

本の題名は「死は存在しない」というのですが、それは死して後もゼロポイントフィールドで生き続ける、ということを表現しています。

そして全ての人間は、ゼロポイントフィールドから生まれるので、この3次元世界にいる間もゼロポイントフィールドとつながっていると言うのです。

 

これは、宇宙の全ての情報が格納された世界と、我々は交信可能だと言うことを意味します。

これって、凄いことだと思いませんか?

私もあなたも、アクセスさえすれば、宇宙の叡智を引っ張ってこれるんですから。

 

 

もちろん、そう簡単にアクセスできないことは、この世界に悩みが尽きないのを見ても分かります。

著者によると、アクセスできるのは、我々の潜在意識だけ。

潜在意識は心の奥深くに眠っているので、表層の意識から呼び起こすことはできません。

この潜在意識に迫るひとつの方法が「瞑想」であり、「祈り」であるわけです。

瞑想や祈りは、潜在意識にアクセスし、潜在意識からゼロポイントフィールド、つまり霊界にアクセスし、そこから情報(様々な悩みの解決策)を引っ張り出す、ために行うというわけです。

 

ここから「引き寄せの法則」も説明可能です。

引き寄せの法則とは、ポジティブな思いはポジティブな結果を呼び、ネガティブな思考はネガティブな結果を呼ぶというものですね。

常日頃からポジティブな思考をしていると、ゼロポイントフィールドにアクセスした際、ポジティブな情報を検索してきます。得た情報は、その人の行動に影響しますので、その人にはポジティブなことばかりが訪れます。

逆もまた、しかり、です。

 

ただし、ゼロポイントフィールドにアクセスできるのは、潜在意識だけですので、潜在意識をポジティブにする必要があります。

いくら表面意識がポジティブでも、深いところでネガティブなら、出会うのはネガティブなことばかりとなります。

ここで大事なのは「セルフイメージ」です。

 

 

セルフイメージとは、自分が何者であるかを定義する思考のことです。

「自分は消極的だ」「自分は人付き合いが苦手だ」「自分は冒険ができない」などなど。

あなたも、私も、こうやって自分をある型にはめて自分を定義しています。

私で言えば「自分は表現者だ」というのがメインのセルフイメージでしょうか。

これは別に否定すべきことではなく、自分というものを方向づけするために有益です。

ここで、せっかくなら、セルフイメージを前向きなもの、ポジティブなものに絞りませんか。

 

ゼロポイントフィールドにアクセスできるのは潜在意識なので、大切なのは潜在意識のセルフイメージですね。

表面意識のセルフイメージを、いくらポジティブにしても、それだけで潜在意識までは書き換えられません。

しかし、表面意識と潜在意識が、全く無関係とは考えられません。

特に現代人は、ネガティブに引っ張られる傾向があるので、表面意識がネガティブでは潜在意識もネガティブになっている可能性が限りなく高いでしょう。

 

まず、表面意識のセルフイメージをポジティブなもので埋め尽くしましょう。

それから瞑想などで、それを潜在意識にまで落とし込むよう努めてはどうでしょう。

科学的仮説に基づく引き寄せの法則が、あなたに発動する日が来るかもしれません。

 

科学と心霊現象、霊界が結びつき、補い合う、そういう新しい「常識」が作られる世界を想像すると、ワクワクします。

オカルトなどという言葉で一括りにせず、もっと身近なものとして感じるきっかけを「科学」が与えてくれるなら、それは素晴らしいことですね。

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この記事を書いた人

IZUMI HASHIMOTO
IZUMI HASHIMOTO

学生時代に友人に誘われ演劇を始め、大学卒業後、就職せずに芝居の道に入る。旅公演で全国を巡るなどしていたが、30代半で塾講師に転身。さらに40歳で全く未経験のIT業界に就職。会計専門のSEになる。60歳で定年を迎えたの機に、新しくビジネスを始めると共に、魂や心にまつわる発信をライフワークにするべく研究・研鑽を重ねている。

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