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コミュニケーションを阻害しないための2ステップ

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けんすけです。

 

今回はコミュニケーションについて考えてみましょう。

コミュニケーション、つまり人との関わりのことですが、これはまさに人間がが生きていく上での基本事項ですね。

様々な人々との関わりなしに生活は成りたちませんし、人として成長することもありませんから。

 

ビジネスという観点で見ても、円滑なコミュニケーションは「要」と言っていいでしょう。

ビジネスとは人を動かすことです。

物やサービスなど、何かを販売するためには「買う」という行動を促す必要があります。

人を動かすには2つの段階があり、第一ステップは「共感」、次に「納得感」です。

まずもって共感を得なければ、話を聞いてもらえませんので、そこでお終いです。

仮に共感を得ても、こちらの話に「納得」しなければ、当然ながら購買には至りません。

納得とは、顧客のためになるが今まで気づいていなかったことについて、「確かにそうだ」と思ってもらうことです。

この2つをクリアすることで、初めて円滑なコミュニケーションができたと言えるでしょう。

 

もう少し具体的に話を進めますね。

共感とは相手との共通点を探し、提示することで得られます。

細かいことですが、「○○県出身です」と言うだけで、同県出身者から共感を得られる可能性があります。

自分の体験した苦労話なども、同じ体験をした人の共感を得るのに有効です。

 

ここで、ちょっと昔のことを思い出しました。

若い頃、演劇活動をしていたのですが、役者として舞台に立ったり、演出家として役者を指導したりしていました。

その際、難しいと感じたのは、演出家と役者のコミュニケーションです。

演出家は、自分の描くイメージ通りに役者を動かしたい。でも役者というのは、そもそも自己主張が強い人ばかりですから、自分が納得しない要求は聞き入れません。

演出家は役者を納得させる必要があるのです。

 

それにはまず、脚本の主張や各場面で言いたいことについて、合意を得るべく話し合います。

この点の合意がなければ、演出家が何を言っても無駄となります。

これが脚本に対する共通認識、つまり「共感」の構築過程ですね。

 

共感が得られたら、次に具体的な立ち位置、言い回し、動作について演出をつけていきますが、そのひとつひとつについて役者に「納得感」を与えなければなりません。

論理的に説明することもありますし、阿吽の呼吸で感覚的に納得してもらうこともあります。

 

ある役者が、この役がどんな街で生まれ、人口が何人で、どんな生い立ちで、友人はどんな人で、などなど、脚本の本筋とは関係ないことまで、全て指定してくれないと演技できないと訴えました。

演出家はそんなことまで考えておらず、その必要性も含め議論となりました。

結局、話し合う中で、役者のイメージを補足するべく、詳細な設定を決め、納得してもらいました。

 

相手に納得してもらうのは、難しい作業ですが、納得しないと相手は動いてくれません。

時には時間をかけ、言葉を尽くすことも必要になるでしょう。

 

 

共感⇨納得 の流れはビジネスに限りません。

上記の例で見たように、表現に場においても重要です。

絵で、小説で、芝居で、相手の心を動かすには、作者が訴えたいメッセージに対し、共感を得て、納得してもらう以外にありません。

 

「確かにそうだ」と、相手からこの言葉を引き出すための努力を惜しむべきではありません。

よいコミュニケーションは、人間生活の基本であり、人が成長していくための糧となるものですから。

 

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この記事を書いた人

IZUMI HASHIMOTO
IZUMI HASHIMOTO

学生時代に友人に誘われ演劇を始め、大学卒業後、就職せずに芝居の道に入る。旅公演で全国を巡るなどしていたが、30代半で塾講師に転身。さらに40歳で全く未経験のIT業界に就職。会計専門のSEになる。60歳で定年を迎えたの機に、新しくビジネスを始めると共に、魂や心にまつわる発信をライフワークにするべく研究・研鑽を重ねている。

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