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定年後の生活 男性編 家族との過ごし方

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定年後再就職をしなければ、どうしたって家にいる時間が増える。

家にいる時間が増えれば、家族との過ごし方をきちんと考える必要が出てくる。

ここでは男性の視点に立って定年後の生活について考えてみたい。

子供や孫との付き合い方

ほんの20年と少し前、平成7年には「老後は子供と孫や暮らしたい」と回答した人が54%だったが、
平成27年には27%まで減っている。

約半数まで激減したことは、子供や孫との付き合い方が変化してきていることの証だろう。

 

共に生活し、孫の世話などして過ごす老後の姿は、もはや過去のものとなりつつある。

 

反対に「子供や孫とはときどき会うくらいがいい」と答えている人の割合は、
平成7年で48%だったのが、平成27年では64%まで上昇している。

 

これは子供夫婦にとっても同じで、親との同居を望む割合は減っている。

 

老夫婦と子供夫婦は、互いに独立して暮らすことを望んでいる。

 

人間関係が徐々に希薄になっていく現代の風潮が、親子関係にまで及んでいるということだろう。

親子3代の家庭と老夫婦のみの家庭では、定年後の生活も違ってくる。

子供や孫との濃密な付き合いが望めないなら、それに応じた生活を考えていかねばならない。

その場合、当然ながら、最も大事なのは夫婦関係の見直しということになるだろう。

夫源病

聞きなれない言葉だが、
夫が原因で妻が病気になることを、夫源病というらしい。

身もふたもない話だが、けっこう話題になっているというから、悩みはみな一緒というところか。

 

定年までは仕事一筋で、あまり家庭を顧みない生活をずっと続けてくれば、
妻の方もそういう状態に慣れている。

それが我慢できないというなら、とうに離婚しているだろう。

 

ところが、定年になって、夫が家にいるようになると、
互いにどうしてよいか分からなくなる。

結果、妻にストレスが溜まり、夫婦仲がこじれたり、ひどい場合には病気になる。

 

夫はますます困ってしまい、
やむなくアルバイトを始めるなど家にいなくていい工夫をする。

しかし、自分の家に居ずらいというのは、やはり不幸というしかない。

定年後の夫の共通の悩みかもしれない。

価値観の共有

価値観が同じ人間はいないと割り切ることも必要だろう。

 

夫婦関係が長いと、意外に気が付かないが、
夫婦の価値観はかなり異なっている場合が多い。

むしろ価値観が違うから、互いに必要として一緒になったという背景がある。

 

夫が、やることもなく家にいる時間が長くなると、
この価値観の違いが顕著になって衝突する機会が増える。

 

些細なことで口論になったりすれば、互いにストレスがたまる一方だ。

 

そこで、夫源病を引き起こす前に、
男性の方から行動を起こすことをおススメしたい。

妻の価値観を尊重し、自分の方から合わせる努力をしてはどうだろうか。

会社で重役だったからといって、家でも威張っていていいという法はない。

会社でのことは終わったこととして忘れ、また新たな関係の構築を目指す。

 

簡単なことだ。妻の好物に合わせ、すこし贅沢な食事に誘うのもいい。

妻が好きなジャンルの音楽のコンサートに誘ってもいいだろう。

さすがに何十年か一緒にいて、妻の好みが全くわからないということもあるまい。

もし分からなければ聞けばいい。

 

大事なことは、あなたの方から誘うということだ。

気がむかないという顔をされても、誠意を見せ、諦めずにアプローチして欲しい。

もう一度結婚をやり直すくらいの情熱があれば、
徐々に妻の方も折れ、誘いに応じてくれるようになる。

活き活きと過ごす

定年後に、暇だからと言ってだらだらとした生活を送っていては、
傍で見ている方もイライラする。

活き活きと過ごしている人は、いくつになっても魅力的に見えるものだ。

 

年金だけでは十分でない昨今、やはり男は稼ぐことを考えるべきだと思う。

稼いでいれば奥さんも喜ぶし、生活が豊かになる。

 

とは言え、高齢者の再就職は厳しい状況にあるのも事実。

前職の経歴を活かす仕事を探しても、見つかる可能性は低い。

 

ここは思い切って、個人事業に挑戦してはどうだろう。

個人事業主なら時間に縛られることもなく、自分の采配ですべてを進めることができる。

 

やいがいを得られれば、自然と生活が活き活きとしてくる。

但し、初期投資で大金を使うような事業はおススメできない。

退職金は、何かの時のためにぜひ大事にとっておいて欲しい。

そういう意味で、定年後は、ネットビジネスこそ最適な選択だと管理人は考えている。

 

ネットビジネスなら、初期投資はゼロに近く始められる。

仕入も不要、時間にも場所にも縛られないので、例えば旅行しながらでも仕事ができる。

 

定年後の、会社に拘束されない生活を楽しみながら、収入とやりがいも得られる。

収入を得られるようになれば、奥さんとの関係も良好になる。

 

何より、元気でいる限り、年齢に関係なく続けることができる。

再就職をしても、せいぜいあと5年、問題を先送りにするだけ。

それならば、定年というタイミングで、思い切って一歩踏み出してはいかがだろうか。

 

全くの初心者でも、問題はない。

若い人より、むしろ仕事の厳しさを知っている年配の方こそ向いているのではないだろうか。

興味がある方は、ぜひ当ブログを読み進めて、定年後の生活についてのヒントを得て欲しい。

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この記事を書いた人

IZUMI HASHIMOTO
IZUMI HASHIMOTO

学生時代に友人に誘われ演劇を始め、大学卒業後、就職せずに芝居の道に入る。旅公演で全国を巡るなどしていたが、30代半で塾講師に転身。さらに40歳で全く未経験のIT業界に就職。会計専門のSEになる。60歳で定年を迎えたの機に、新しくビジネスを始めると共に、魂や心にまつわる発信をライフワークにするべく研究・研鑽を重ねている。

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