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夢中になるとは「夢の中」を歩むこと 心の声が聞こえますか

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けんすけ@生涯現役
「60にして立つ」
30年遅れで不惑を目指す

 

私はかつて芝居にはまっていた時期がある。

大学卒業後就職もせず、
アルバイトをしながら芝居をしていた。

当時は小劇場が流行っていた。

小劇場なら資金も少額で済み、
小さい劇団でも活動を続けていくことができた。

今でも、出番待ちで袖に控えている時、
眼前に広がる舞台の光景が目に浮かぶ。

それは明るい一筋の道のように見えた。

夢中になるということ

何事でも夢中になると、
他のことが見えなくなるものだ。

恋しかり、仕事しかり。

当時の私にとって、
芝居を中心とした創作活動がまさにそれだった。

就職して月給を得て、
生活を安定させる。

それが普通なんだという発想さえなかった。

ただ、好きなこと、夢中になれることが目の前にあり、
それに打ち込んでいる。

自分にとっては、それが当たり前だった。

 

大部屋というのをご存知だろうか。

ドラマや映画のエキストラをやって、
バイト料をもらうのだが、
セリフが一言二言もらえることもある。

私もドラマのロケに参加したことがあるが、
前の日に旅館に入り、大広間でスタッフなど大勢で夕食を摂った。

上席で、監督や主演クラスの俳優さんが酒を酌み交わしているのが、
随分と遠くに見えたものだ。

私は末席で、無言で飯をかき込んでいた。

 

翌日は早朝から撮影が始まり、
いくつかセリフがあったが、
放送では半分くらいカットされていた。

報酬は確か数千円だった。

それでも別に不満はなかった。

好きなことをしてお金をいただいて、
ありがたいと思っていた。

 

そんな仕事も、常にあるわけでもなく、
生活は極貧を極めていた。

家賃を払うと2~3万しかのこらない。

1日に使えるお金は700円と決めていた。

それでも、自分が貧乏だという意識はなかった。

700円でも、それなりに暮らせるものだ。

夢を追うということ

自分については、
知っているようで知らないことも多い。

自分はこういう人間だと意識していても、
実は心の奥底には別の自分がいたりする。

人間の心は奥深い。

何かに夢中になると、
他のことを忘れると、先に書いた。

「夢中」とは、文字通り「夢の中」にいる状態で、
現実世界とは折り合わないという解釈もある。

現実と夢は違う。

これは誰しも考えるし、
昔からある普遍的なテーマだろう。

 

だが、何かに夢中になれるということは幸せなことだ。

それは心の奥底から湧き出る、
自分自身の叫びかもしれない。

自分の真の姿は、
その叫びの中にあるかもしれないではないか。

もし、真に打ち込めるものが見つかったら、
おろそかにすべきではない。

現実は後からいくらでもついてくる。

現実を妨げるのは、
不安を感じる心だ。

真に夢中になれば、
不安を抱く余裕さえない。

夢の果て

夢を見続けたら、
その先に何が待っているのだろうか。

夢中になった代償は?

現実に復讐されるのでは?

そう不安になる気持ちもわかるが、
恐れることはない。

その時々の対処次第で、
現実はどうにでもなる。

現実に不満を持つのは、
「こうあったはずだ」
という仮想現実と比べるからだ。

もし、Aという道を選んでいたら、
今頃もっとよい人生が送れているはず。

しかしその理想の現実は、
空想の中にしかない。

Aという道を選んでいたとしても、
様々な障害が待ち受けていて、
必ずしも理想通りには運ばない。

その将来設計は、実は妄想でしかない。

そんなありもしない「想定」と比べるのは無駄な作業だ。

今この瞬間、
自分にとっての理想の現実は何かを考え、
行動を選びとっていくしかない。

今現在の理想を積み上げた結果、
理想の人生ができあがる。

反省は大いにすべきだが、
後悔はすべきではない。

今が充実していれば、
後悔する必要も、その余裕もない。

私は芝居に夢中になったが、
未だ創作活動で世に認められてはいない。

では、私の前半生は無駄だったのか。

いろいろ意見はあろうが、
私自身は「無駄だった」とは露ほども思っていない。

心の求めるまま、行動できたのだから、
それ以上何も言うことはない。

 

人によっては、
夢中になれるものなどない、
と言うかもしれない。

それはごく自然なことだ。

夢は心の中にしかなく、
それが呼び覚まされるタイミングは人によって違う。

晩年になって初めて、
夢中になれるものを見つける人がいてもいい。

ある人にとっては、
夢中になれる対象が家族かもしれない。

それはとても素晴らしいことだ。

家族や友人にために夢中になることは、
自分よりも大切なものを見つけたということだ。

 

私は芝居に取り組む中で、
夢中になれるものを見つける瞬間があった。

★詳細は以下の記事に書いた。

⇒ビジネスアイデアの「閃き」はどこから来るのか その源泉を探る

 

あなたにもきっとそんな瞬間が訪れる。

その時を心待ちにするのもまた、
楽しい生き方と言えるだろう。

 

 

 

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この記事を書いた人

IZUMI HASHIMOTO
IZUMI HASHIMOTO

学生時代に友人に誘われ演劇を始め、大学卒業後、就職せずに芝居の道に入る。旅公演で全国を巡るなどしていたが、30代半で塾講師に転身。さらに40歳で全く未経験のIT業界に就職。会計専門のSEになる。60歳で定年を迎えたの機に、新しくビジネスを始めると共に、魂や心にまつわる発信をライフワークにするべく研究・研鑽を重ねている。

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