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自分探しの旅で成功を掴め 曖昧なビジョンが何かを生み出すことはない

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けんすけ@生涯現役
「60にして立つ」
30年遅れで不惑を目指す

 

自分のことを知るのは難しい。

自分が自分の一番の理解者だとするのは、
単なる勘違いだ。

自分は何がやりたいるのか。

自分はどこに才能があるのか。

自分の長所、短所とは。

どれ一つとして、
明確に答えられない。

「自分探し」などという言葉が
流行った時期があったが、
そういう風潮は、
自分のことは分からないという事実を、
自明のこととして捉えている。

 

自分が分からなければ、
自分が何をすべきなのかも当然分からない。

正確な将来設計をすることが、
いかに難しいか。

まずその点を自覚し、
理想の自分に近づく努力をすべきだろう。

自分探しの旅

若い頃、芝居にはまっていた。

芝居がやりたくて、
いろいろと活動はしていたが、
明確な将来のビジョンがあったわけではなかった。

将来何になりたいのか。

一番肝心な、そこが曖昧だった。

役者として成功したいのか。

演出家で食っていけるようになりたいのか。

脚本家としてデビューしたいのか。

 

漠然と「芝居」と言っても、
分野や役割は多様だ。

自分が何に向いているのか、
手探りであったし、
「これをやる」と決めてはいなかった。

その時々の必要に応じて何でもやったが、
ある分野に特化することはしなかった。

 

当時の知り合いにも、
「芝居関係者」として何となく食っている人達はいた。

役者も裏方も演出も、何でもやって、
いろいろな公演に呼ばれて稼いでいた。

だが私は、その仲間になる気はなかった。

 

将来のビジョンが曖昧だと、
努力の方向も曖昧になる。

 

明確に役者になると決めていれば、
体作りやメソッドの鍛錬をして、
オーディションを受けまくるなどの方法がある。

脚本家になりたいのであれば、
売れようが売れまいが、
ともかく書きまくることが必要だ。

しかし私がしていたことは、
「感性を磨く」という曖昧な理由で、
本を読みまくることだった。

本を読むのがムダとは言わないが、
それで何者かになれるわけではない。

ただ単に本が好きで、
読む理由付けをしていただけだったとも言える。

 

ビジョンが曖昧なまま、
好きなことだけをして、
何かになれるのであれば、
こんなに楽なことはない。

 

世の中そんなには甘くない。

 

大学時代も含め、
10年以上芝居に携わってきたが、
もしその間何かに集中していたら、
別の道が開けたかもしれない。

しかし私は結局、
芝居においては何者にもならなかった。

将来のビジョンが曖昧だと、
好きなことに逃げてしまうという好例だろう。

本当にしたいことは何か

自分が本当に向いていることは、
自分ではなかなか分からない。

いろいろと試しながら、
自分というものを探していくしかない。

私は芝居をやりながらも、
芝居の世界で大成した自分を思い描くことはできなかった。

小劇団に所属し、
大部屋や旅回りで多少の金を稼ぐ、
それが身の丈だと、心のどこかで思っていた。

だから、当然ながら、
それ以上にはならなかった。

 

自分が何がしたいのかが明確になれば、
実現の可能性はグンと高まる。

大抵の場合は、
そこが曖昧で、
結局今何をすべきかが見えてこない。

 

最近とあるビジネスセミナーに参加したが、
それは

「君は本当は何がしたいの?」

と、ひたすら自分に問い続けるというものだった。

2日に渡ってやったことは、
ほぼそれだけと言っていい。

不思議なセミナーだったが、
得たものは大きかった。

10名余りの参加者がいて、
それぞれ発表していくのだが、
男女問わず泣き出すものも続出して、
なかなか興味深かった。

本当にやりたいことを見つけ、
それを形にしていく。

その難しさ、
奥深さを目の当たりにすることができた。

 

自分に何ができるのか、
自分は何がやりたいのか。

これを知ることは、
生きて行くうえでの課題と言っていい。

 

私も、この年になってもまだ、
日々自分に問い続けている。

このブログも、
自分への問いかけのひとつ。

自分のやるべきことを、
探りながら書き進めている。

明確なビジョンを持つ

ただ何となく、
金を稼ぎたいと願うのは、
若い頃の私のように、
ただ何となく芝居がやりたいと思っているのと同じ。

結局何にもなれずに終わる。

金は所詮銀行口座の数字にすぎず、
稼ぐこと自体を目的にする人はいない。

稼いだあと「何がしたいのか」が重要なはずだ。

 

家族との旅行でも、親孝行でもいいだろう。

それがあたなの将来のビジョンになる。

家族と旅行に行ったあなたの姿が、
明確に思い浮かぶだろうか。

それが明確であれば、実現する可能性は高い。

あなたは「旅行に必要な金額」を稼ぐ術を見つけ、
必要な努力をしてその分の報酬を手にする。

だが、決してそれ以上の金額は得られない。

家族との旅行があなたのビジョンであり、
それ以上はあたなが望んでいないからだ。

 

ビジネスとして大きく稼ぎたいのであれば、
活き活きとビジネスに取り組んでいる自分の姿を、
明確に思い描く必要がある。

ごく自然に、抵抗なく想像できるのであれば、
あなたはそのビジネスが好きなのだろう。

ビジネスが好きなら、
ビジネスをすること自体が目的になる。

ビジネスが楽しければ、稼ぐ額はさほど重要ではなくなる。

「バイトしながらでもビジネスをする」

と言っていた知り合いがいたが、
自然とそういう発想になる。

好きを続けていく内に、
気が付くとそれなりの金額を稼いでいた、
という道筋が開けてくる。

 

明確な将来のビジョンを持つことは難しいが、
「何となくこうなりたい」では、
結局何も生み出さない。

ビジョンを持つには、
徹底して自分を向き合う作業が必要になる。

時に辛い作業となるが、
取り組んでみる価値はある。

ぜひ、あなたなりの「何か」を見つけて欲しい。

 

 

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この記事を書いた人

IZUMI HASHIMOTO
IZUMI HASHIMOTO

学生時代に友人に誘われ演劇を始め、大学卒業後、就職せずに芝居の道に入る。旅公演で全国を巡るなどしていたが、30代半で塾講師に転身。さらに40歳で全く未経験のIT業界に就職。会計専門のSEになる。60歳で定年を迎えたの機に、新しくビジネスを始めると共に、魂や心にまつわる発信をライフワークにするべく研究・研鑽を重ねている。

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