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人生を決定づけるある重要な問いかけ

目安時間 11分
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けんすけです。

 

人生はその人の「思考」によって決まります。

人間は思考を止めることはできません。

 

無我の境地など、思考を止めるには修行が必要なほど、
人間はのべつ幕無し、いろいろなことを考えています。

目に触れたもの、耳にした言葉に反応し、
様々な感情が湧いてきますが、
その感情は思考によって制御されています。

 

 

 

同じものを目にしても、
どう感じ、何を思うかは人それぞれ。

全く同じ境遇で生きていても、
感情が違えば、見ている景色はがらりと変わります。

だから、その人の「考え方」つまり「思考」が、
人生を決定づける重要な要因だと言うことができます。

 

偶然か必然か

人生を決定づける問いかけとは、
「偶然」と「必然」、
あなたはどちらを選ぶのか、
というものです。

 

この選択が、
あなたが体験する全てのことに、
深く関係してきます。

これは「どちらがよりよい」というものではないし、
簡単に変えることはできないものです。

だが、そういう「選択」の存在を意識することで、
視界が広がります。

 

「偶然」を当たり前のこととして生きてきた人は、
「必然」と考えている人のことを不思議に思うかもしれません。

逆もまたしかりですね。

 

 

「偶然」「必然」って何のことだ?

と思われたかもしれませんが、
ここで言う「偶然」「必然」が指しているのは、
今、あなたの目の前にある全てのことです。

 

かえって混乱させてしまいましたか?

では、少し具体例を上げてお話します。

 

例えば「地球」です。

何十億年か前、太陽の周りをまわる塵が固まって、
地球という惑星ができた。

地球以外にもいくつかの惑星ができて、
相互にバランスをとりながら太陽系が出来上がった。

 

例えば「生物」です。

地球は紆余曲折はありながらも、
生物が誕生するのに最適な環境に落ち着いた。

そして海の底に、生き物の萌芽が誕生した。

 

例えば「文明」です。

生物は様々な進化を経て、
哺乳類が猿へ、そして人間へと進化した。

そして人間は、
地球史上初めて文明を持つに至った。

 

これらを「偶然」とするか「必然」と捉えるかは、
その人の思考の方向性を決定する分岐点となります。

話が大きすぎてついていけない、
と感じるかもしれませんが、
これが全ての出発点です。

地球や生物の誕生を「偶然」とするなら、
あなたの周りの全てが偶然の産物となり、

「必然」と考えるなら、
全てが必然となります。

 

 

もしあなたが車に乗っているならば、
その車は「偶然」できたものなのでしょうか?

偶然転がっていた鉄鉱石から鉄を精製し、
偶然地中にあった石油を燃料として、
今あなたは車を走らせています。

そう、あなたは「偶然」できあがった車という文明の利器を手にし、
利用する恩恵にあずかっていることになります。

 

いかがでしょう。

「偶然」「必然」の意味するところが、
少しでもイメージいただけたでしょうか。

ちなみに私は「必然」派ですが、
以下私の思うところを上げていきたいと思います。

 

材料がそろえば完成するのか

地球の誕生について、こんな例を聞いたことがあります。

例えばラジオを作るにあたり、
必要な材料を箱に入れて蓋を閉め、
何回振ったらラジオが出来上がるのか。

1万回ですか、それとも10万回?

そう、これは「偶然」ラジオができてしまうまでの回数です。

 

多くの人は「偶然」ラジオができるわけないだろ!

と否定するでしょう。

ではどうして、地球みたいに精巧、かつ複雑な物体が、
「偶然」できたと思えるのでしょう。

ラジオのような単純な機械さえ、
偶然にはできないのです。

塵が太陽の周りをまわっている内に、
適度な大きさの球体になったのは偶然ですか?

その球体の表面に、
大地と海が作られ、大気ができて、
やがて…

 

予め詳細に練られた設計図があって、
それに従って組み立てられてきた、
と考える方が自然ではないですか。

偶然とするには、いろいろなものが、
「あまりにもよくできすぎている」
とは思いませんか?

 

では、誰がその設計図を描いたのか、
という点については、ここでは触れずにおきます。

人知が及ばぬところに深入りすると
混迷しますので。

しかしここで、
設計図を描いた人(?)が分からないなら、やはり全て偶然だったのだ!

と言い切るのは乱暴です。

人間の知恵を過信してはいけません。

 

人間が生み出したものは何一つない

文明について、もう少し見ていきましょう。

人間は車を持ち、ビルを建て、コンピューターを発明して、
文明を謳歌しています。

しかし、よく見ると、その全ては「加工品」であることが分かります。

 

鉄鉱石がなければ、鉄を作ることはできません。

石油からは、多くのものが作られました。

電気だって、必要な材料がそろって初めて、
発生させることができます。

 

人間は、地球に元々あったものを、
順次発見し、加工することで文明を築いてきました。

あたかも、宝探しゲームよろしく、
文明の程度の応じ、
徐々に見つかるように仕掛けられていたかのようです。

人間が一から創り出したものは、
何一つありません。

全ては、予め用意されていたものから、
作られているのです。

 

これらを全て偶然とするか、
必然を感じ取るか、
あなたはどちらを選択しますか。

 

 

現代人はみな、文明の利器の恩恵にあずかっています。

これを偶然とするなら、
何の感情も湧かないか、
人類の英知に感嘆するか、
いずれかでしょう。

 

必然と考えるなら、
その必然をもたらしてくれた「何か」に対し、
「感謝」の気持ちを持つようになります。

 

「偶然」「必然」の選択が人生を分けるという、
根本的な意味合いはここにあります。

 

あなたは偶然の産物ですか

 

人類の進化も文明も、
全てが偶然ならが、
あなたという存在もまた「偶然の産物」になります。

 

両親の性行為によって細胞分裂が始まり、
その結果できあがったのがあなたです。

あなたの体は遺伝子の命令によって作成され、
細部に至るまでその命令通りに動いています。

その遺伝子は両親から受け継がれたものです。

 

あなたは、好むと好まざるとに関わらず、
ご両親の影響を強く受けています。

これは全て「偶然」でしょうか。

親は選べない、とよく言いますが、
これは「偶然説」に基づいた考え方です。

ご両親については、人それぞれ、
いろいろな感情を持たれていることと思いますが、
その親の元に生まれたことを「偶然」とするか「必然」とするかで、
感情の持ち方も変わってきます。

 

仮にご両親と喧嘩していた場合。

偶然とすると、「こんな親を持ちたくなかった」と割り切れない気持ちになるかもしれません。

必然と考えるなら、親との喧嘩にも何らかの意味を見出すことができます。

 

 

必然とは、そこに「何らかの意図」の介在を認めることです。

 

意図したものの正体は分からなくとも、
「意図」を意識するかしないかで、
人生は大きく変わります。

 

人生では通常、困難な状況が立て続けにやってきます。

いつも順風満帆で、
悩みが何一つない、という人には会ったことがありません。

 

お金のあるなしに関わらず、
誰もが必ず何がしかの悩みを抱え、
苦闘しているものです。

人生とはそういうものであり、
それが正しい在り方です。

 

 

やっとこさ苦闘から抜け出しても、
すぐにまた次の悩みがやってきます。

卑近な例ですが、仮に宝くじで3億円あたったとしても、
当たった人なりの悩みが来るのは目に見えています。

それは当たる前より、より一層深刻なものかもしれません。

悩みを完全に取り去るとこなど不可能なのです。

 

 

ならば、悩みとどう向き合うかが、
人生を「よりよく生きる」鍵となります。

 

直面した困難を「偶然」と考え、
自分は運がないと嘆くのか。

「必然」ととらえ、
「何らかの意図」を読み取ろうとするのか。

もし「困難の意図するところ」に気付ければ、
困難に対し、より前向きに立ち向かえるようになります。

 

困難続きの人生を、
嘆きばかりで終わらせるのか、
前向きに捉えて自身の成長につなげるのか。

 

あなたの人生は、
地球の誕生を「偶然」とするのか「必然」とするのか、
その選択にかかっているのです。

 

伊角けんすけ

 

 

 

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この記事を書いた人

IZUMI HASHIMOTO
IZUMI HASHIMOTO

学生時代に友人に誘われ演劇を始め、大学卒業後、就職せずに芝居の道に入る。旅公演で全国を巡るなどしていたが、30代半で塾講師に転身。さらに40歳で全く未経験のIT業界に就職。会計専門のSEになる。60歳で定年を迎えたの機に、新しくビジネスを始めると共に、魂や心にまつわる発信をライフワークにするべく研究・研鑽を重ねている。

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