考えるばかりで行動しない人に未来はない
けんすけです。
人生を変えることができるのは、
唯一「行動」だけです。
今の自分、今の生活に満足しておらず、
何とか変えたいと思っているなら、
まず「行動」することです。
変えるための行動を起こすには
さまざまな障害がありますが、
「不安」はその最大のものでしょう。
不安を乗り越えなければ、
望む未来はやってきません。
常識ではあり得ない選択
人が何か決断を下そうとする時、
「常識」なり、これまで培った「知識」なりを総動員します。
それが重大な決断なら、なおさら、慎重にならざるを得ません。
しかし、その常識に縛られることで、人生を変えるチャンスを逃すこともあります、
私は、若い頃芝居にはまり、30代半ばまでは、芝居をやりつつ、フリーターとして、貧乏暮らしをしていました。
その後、塾講師になりましたが、年契約社員で安定せず、給与も家族を養うには不充分でした。
そこで正社員の道を探り始めたのですが、仕事に結びつきそうな技術も知識もなく、どうしたものかと悩む日々が続きます。
そんなある日、家族と街を歩いていて、本屋の前を通りかかった時、店頭の就職情報誌が妙に気にかかり、なぜか、買いたい、買わなければという気持ちが抑えきれなくなりました。
さっそく購入し、家に帰りページをめくると、とあるひとつの広告が目を引きました。
大きな電卓の写真が特徴のその広告の募集要項を見ると「SE募集」とあります。
私は、妙に気になってしかたがない、この会社に応募すると決めました。
しかし、呆れたことに、私はその時点で、SEという言葉の意味を知らなかったのです。
非常識な決断のその後
SEという言葉の意味も知らず、SEに応募するというのは、どう考えても非常識です。
応募された会社の方も、普通に考え「何しに来たんだ」となるに決まっています。
しかし、私は全く悪びれることなく、面接に向かいました。
部長面接では「コンピュータについては無知」だとはっきり言いました。
それでもなぜか社長面接に進み、そのまま採用されてしまったのです。
私は、40歳にして、人生初の正社員になりました。
周りの先輩方には、まず、怒る以前に、呆れられました。
もうベテランと言っていい年齢なのに、「何も知らない」のですから、当然ですね。
最初に苦労したのは、言葉です。
先輩の話を聞いても、業界の言葉を知らないので、何を言っているのかわからない。
これでは指示を受けることもできません。そこで、IT業界の辞典を持ち歩き、電車の中で必死で覚えました。
それから20年、プログラムについて理解し、システム構築について理解し、徐々にスキルをあげて、いつか現場の指揮をとれるまでになりました。
お客さんとシステムの話をするのも楽しく、望むシステムが出来上がり感謝されるのも喜びです。
家族を養うに十分な給与もいただき、私にとって、貴重で、かつ充実した20年でした。
あの時の非常識な決断が、その後の人生を変えたのです。
考えすぎる前に行動せよ
最初の話に戻りますが、人生の大きな決断をする際には、誰でも慎重になります。
あれこれ悩み、考え、これまでの人生で得た知識や常識を元に、判断しようとします。
重要な決断をするにあたり、考えるのは当然のことですが、考えれば、考えるほど、不安になるものです。
不安が増幅すれば、決断を先送りにします。
現状を変えるような決断に対しては、決断しない理由など、いくらでも出てきます。
考えるほどに、決断しない理由の数が増えていき、結局決めることができなくなります。
大きすぎる不安に抗する術はありません。
だから、考えすぎ、不安を育ててしまう前に、「やる」と決めてしまうことも必要です。
それがどんなに非常識なものであっても、それがもたらす結果は、誰にもわかりません。
自分と向き合い、自分の心の声に従うことが、人生を変えるきっかけになるかもしれません。
考えすぎて行動できないより、考える前に行動する!
何かを変えるのは、思考ではなく、行動だと、人生を振り返り、私はそう考えています。
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