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ナポレオンヒル「思考は現実化する」の真偽を探る 思考のパワーはビジネスに生かせるか?

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けんすけ@生涯現役
「60にして立つ」
30年遅れで不惑を目指す

「思考は現実化する」は、ご存じナポレオンヒル著の大ベストセラーだ。

全世界で1億部を売ったというから、すさまじい。

それだけ多くの人が「思考の現実化」に興味を持っているわけだが、
その考え方については批判も多い。

果たして本当に「思考は現実化する」のか?

自身の体験を元に検証し、思考の持つパワーに迫ってみたい。

思考は現実化するか?~私の体験~

私は現在還暦だが、
長い間ふらふらとアルバイト生活を送っていた。

 

その間に結婚し、子供も育てていたのだが、
不安に思ったことはない。

女房は専業主婦になってもらい、
自分一人の収入で家計を支えていた。

 

客観的に見れば、
一家を支えるにあたり、
アルバイトという立場は、
いかにも不安定だ。

さらに、マンションを買って、
ローンを抱えていたのだから、
将来を悲観しない方が不思議なくらいだ。

 

当時、私には、

「必ず何とかなる」

という思いがあった。

だが、根拠はない。

 

まったく裏付けのない、
思い込みに過ぎないのだが、
その思い込みが不安をかき消していた。

 

ただ、そのアルバイトには年齢制限があった。

40歳を迎えるにあたりから、
きちんとサラリーマンとして働く自分を思い描くようになった。

今まで頭の片隅にもなかった

「正社員」

という言葉が、急に現実味を帯びてきた。

 

ある日、いつもの駅前を歩いていた時、

突然本屋の就職情報誌が視界に飛び込んできた。

 

別に探していたわけではない。

何も考えず、家族とぶらぶらしていただけなのだが、
何故か、視界がその本でいっぱいになったのだ。

気が付いた時には、その本を手に取っていた。

 

家に帰り、何となく眺めるようにして数ページめくると、
とある一社が会社が目についた。

そこには「SE募集」とあった。

驚くなかれ、私はその当時「SE」という言葉の意味を知らなかった。

つまり、何の職種だか分からないまま、
その会社に応募したのだ。

 

冷静に考えて、
完全に常軌を逸している。

仕事の内容も分からず、面接に行ったのだ。

 

志望動機を聞かれ、

「もう40歳なので、そろそろ正社員にならないと…」

のようなことを口走った記憶がある。

コンピューターはできるか?

と聞かれたので、

「全くできない」

と答えた。

 

それでも採用されたのだから、
世の中というのは面白い。

そうして、私は40歳にして初めて「正社員」というものになった。

 

私が「SE」がコンピューター関連の仕事だと知ったのは、
勤め始めてから。

これまでPCなど触ったことがなかった私は、
その後、大変な思いをするのだが、
それについては、またいつか語るとしよう。

 

ここで言いたいのは、

「必ず何とかなる」

と信じ、

「正社員になりたい」

と思考したことが、

「正社員として採用される」

という現実を引き寄せたということだ。

 

「思考」の持つパワー

 

ナポレオンヒルは500名以上の成功者にインタビューし、
その成功哲学をこの本にまとめた。

 

その中では、どの成功者も、

・強い意思を持って

・失敗しても諦めずに

継続することで成功を掴んでいると書いている。

 

「思考」が成功という「現実」を引き寄せた、
というのが彼の結論となる。

 

これには、脳科学的にも根拠がある。

脳は、何万という外部刺激の中から、

「必要と判断したものだけ」

を意識にあげる。

 

雑踏の中で、

自分を呼ぶ声がはっきりと聞こえた

などは、体験した人も多かろう。

脳が必要なものとして、

意識に送り込んだのだ。

 

この要・不要を判断しているのが、潜在意識だ。

我々は、潜在意識の導くままに、日々の生活を営んでいる。

潜在意識は「思考」に左右される。

だから「思考」は、潜在意識の活動を通じて、「現実」となって現れてくるのだ。

 

私の例では、

ある日突然就職情報誌が視界いっぱいに広がった

という不思議体験がそれにあたるだろう。

 

潜在意識が「必要な情報と判断し」、
買うように仕向けたのだ。

SEという言葉も知らず、
とある会社の広告ばかりが気になったのも、
潜在意識の指令だったのかもしれない。

 

ことによると潜在意識は、

その会社が私を採用し、

向こう20年に渡り、

私と家族の生活を支えることになる、

ということまで知っていたのかもしれない。

 

ナポレオンヒルも、そのあたりに言及しており、

「無限の知性」「神」などの言葉で表現している。

彼によると「祈り」を通じて「無限の知性とつながると」、
成功に導く決断を「内なる声」として聴くというのだ。

 

これは成功者の決断が速い理由として、
彼が本書で触れていることだ。

500人の成功者が、
「内なる声」を実感していることは間違いない。

 

私も60年の人生で、
そういう「声」を何度か体験している。

「思考」は「現実を引き寄せる」だけでなく、
正しい回答まで教えてくれる、
すばらしいエネルギーと言えるのかもしれない。

まとめ

ナポレオンヒルの本からも、
私の体験からも、
「思考は現実化する」というのは真実だと結論できる。

 

もちろん、思考が簡単に現実化するわけではない。

いくら望んでも現実化しないことなど、いくらでもある。

むしろ、現実世界は、現実化しないことだらけで、
そのために悩みが尽きないのだ。

 

では、どういうきっかけで現実化していくのか。

誰もそれを知りたいと思い、それがこの本がベストセラーとなった理由だろう。

興味のある人は、ぜひ手に取ってみて欲しい。

思考を現実化するヒントに満ちた、一冊と言る。

 

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繰り返すが、「思考は現実化する」のが真実であっても、「簡単には現実化しない」のもまた真実だ。

特にビジネスにおいては、思うようにいかずに、挫折する人は後を絶たない。

起業者の半数は、5年で廃業するというデータがある。

廃業の理由は、思うような収益があがらず資金繰りに窮した、つまり思考が現実化しなかったことによる。

 

諦めないことは一番大事だが、気持ちだけでは続かない。

 

ビジネスを続けるには「思考」だけではダメで、「正しい情報」が必須になる。

 

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起業支援の特別プレゼントを用意している。

無料なので、迷わず受け取っておいて欲しい。

 

 

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この記事を書いた人

IZUMI HASHIMOTO
IZUMI HASHIMOTO

学生時代に友人に誘われ演劇を始め、大学卒業後、就職せずに芝居の道に入る。旅公演で全国を巡るなどしていたが、30代半で塾講師に転身。さらに40歳で全く未経験のIT業界に就職。会計専門のSEになる。60歳で定年を迎えたの機に、新しくビジネスを始めると共に、魂や心にまつわる発信をライフワークにするべく研究・研鑽を重ねている。

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