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悩みから抜け出す方法! 悩む前にやるべきことがある

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けんすけ@生涯現役
「60にして立つ」
30年遅れで不惑を目指す

 

悩みのない人はいない。

みな、悩みからいかに抜け出すか、
足掻き、苦しんでいる。

だが、悩んでも悩んでも、
悩みから抜け出すことはできない。

それができるなら、
悩める期間は短くて済む。

だが、現実は、悩みを抱え続けることが多い。

 

悩みから抜け出せない原因は、

ずばり、

悩んでいるからだ。

 

悩みを解決するためには、
今自分が何をすべきかを考えるといい。

だがこれを知ることは意外と難しい。

私も、日々自分に問いかけている。

 

すべきことを考えることは、
自分が何者かを考えることだ。

人それぞれ、
自分ができることをする。

それは当然なのだが、
問題は、自分が何ができるか、
自分でも中々分からないということだ。

自分に何ができるか

若い頃芝居にはまっていたという話は、
当ブログでも何度か触れた。

大学卒業後、就職はせず、
アルバイトで生計を立てていた。

自分は創作活動をしていく、
という強い思い込みがあった。

 

その当時、
自分のすべきことは創作活動であり、
それ以外のことは取るに足らぬことと思っていた。

自分のすべきこと、
つまり自分に向いている、
自分の得意なことと言ってもいい。

 

芝居の活動と言っても、
毎日あるわけではなく、
24時間フル稼働しているわけでもない。

では、空いた時間に何をしていたかというと、
私の場合、
本を読んだり、
当時ようやく普及してきたビデオデッキで
映画を見たりしていた。

そこここにレンタルビデオ屋があり、
ラインナップも豊富で、
見る映画に困ることはなかった。

 

当然ながら生活は困窮していたので、
本はもっぱら古本屋頼りだった。

主に小説を、いろいろと買い込んでは、
読み漁った。

 

映画を見る、
本を読む、
どれも脚本を書くため、感覚を磨くため。

そう自分を納得させていた。

 

だが、若い貴重な時間を、
本とビデオに費やしたことは、
正しい選択ではなかった。

本もビデオもインプットにすぎず、
肝心のアウトプットが疎かになった。

脚本も書いてはいたが、
今思うと、量が圧倒的に足りなかった。

もっと、がんがん書き続け、
スキルアップをすべきだった。

 

アウトプットは大変だが、
その大変さから逃げていては、
先に続かない。

 

私はすべきことを見誤り、
自分が何者かを追及することを怠った。

 

特に創作活動では、
自分が何者か、
自分に何が書けるか、
それを追及することが何より大事なはずだ。

それを追い切れなかったのだから、
大成するはずもない。

そうやって、
私の20代はあっと言う間に過ぎていった。

すべきことを見つけるために

真剣に何かを目指していたのに、
気付いたら別の道に進んでいた、
という話はよく聞く。

ミュージシャンを目指していたが、
実業家で大成した人。

役者を目指していたが、
イベントのプロデューサーになった人。

自分でも思いもよらぬ方向に行きつくことは
珍しいことではない。

 

自分はこれをすべきと思い込み、
真っすぐに取り組んでいる内に、
別の道の入り口を見つける。

そして、自分で意図しなくとも、
いつの間にかその道を歩き始めている。

 

自分の適性は、
自分の意志とは違うところにある。

 

別の道を見出したということは、
その人のすべきことは、
他にあったということだ。

 

別の道を見つけるまでには、
こうと決めた道への真剣な取り組みがある。

この道で行こうと決めて、
精一杯やり抜こうとするその過程で、
別の道が開けてくる。

自分の適性を見つけるには、
まずひとつのことに真剣に向かってみる。

真摯な努力の向こうに、
本当の自分が見えてくる。

 

若い頃の私は、
真剣さが足りなかった。

そのため、別の道を見出すに至らかなかった。

今、私は真剣に生きているだろうか。

この年になってもなお、
後悔のないよう、自問し続けている。

自分を知るということ

自分の決めた道をひた走り、
初志貫徹する人もいる。

それはもちろん素晴らしいことだ。

自分の適性を正しく見出し、
それを伸ばす努力を惜しまなかった。

 

だが、みながみな、
そううまくいくわけではない。

人生、思うように進まないのが、
むしろ普通だろう。

 

何か壁にぶつかると、
自分は何者かと考える。

自分は何故苦しんでいるのか。

自分にできることは他にあるんじゃないか。

など、あれこれと悩み始める。

だが、大抵の場合、
悩み続けても解決には至らない。

 

悩んでいる間、
同じ思考の中をくるくると回り続け、
ただ疲弊していく。

 

思い通りにいかなくとも、
悩みは一旦置いておき、
決めたことをやり続けるべきだ。

 

決めた道を追い続ける内に、
自然と解決策が現れる。

 

自分の適性に合った、
別の道が見えてくる。

 

悩んで手が止まるのは、
マイナスでしかない。

解決は手が止まった分だけ遠ざかる。

 

若い頃の私は、
芝居人としての自分の将来に、
悩みを抱えていた。

悩みつつも、
悩みを振り払うまで手を動かす努力をしなかった。

 

悩むのは誰にでもできる。

悩むのは簡単だが、
努力を続けることは難しい。

だが、そのハードルを越さない限り、
本当の解決策は見てこない。

 

最後に自戒を込めて一言。

悩む暇があったら、
まず手を動かそう。

そうすれば、解決策はおのずから姿を現す。

 

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この記事を書いた人

IZUMI HASHIMOTO
IZUMI HASHIMOTO

学生時代に友人に誘われ演劇を始め、大学卒業後、就職せずに芝居の道に入る。旅公演で全国を巡るなどしていたが、30代半で塾講師に転身。さらに40歳で全く未経験のIT業界に就職。会計専門のSEになる。60歳で定年を迎えたの機に、新しくビジネスを始めると共に、魂や心にまつわる発信をライフワークにするべく研究・研鑽を重ねている。

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