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「自分らしさ」は心の底に眠っている

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ご訪問ありがとうございます。

けんすけです。

 

私がいつも意識していることのひとつに、
「自分らしく」ということがあります。

 

広告などでよく目にしますよね。
「自分らしく」

 

これって、みな憧れているけど、なかなか思うようにいかない。

なぜかと言うと、「自分らしさ」を見つけるのは、そう簡単ではないからです。

 

でも「自分らしさ」「自分なりの何か」に向き合うことは、
特にビジネスの世界では重要です。

発信内容に自分らしさがないと、その他大勢に紛れてしまい、商売として成立しないからです。

 

ここで少し、私の若い頃のエピソードを紹介しましょう。

 

自分らしい役作り

学生時代に芝居にはまり、20代は就職もせず、演劇活動に明け暮れていました。

 

 

旅公演を主に活動している劇団に所属していた時期があります。

当時は4種類くらいの演目を日々順繰りに披露していくので、旅の間は演劇活動自体、ルーティンとなっていました。

 

演目が子供向けということもあり、役についてあまり深く考えていませんでした。

考えなくとも、体が勝手に動き、子供たちは喜んでくれるので、それで満足していたんですね。

 

 

でも東京公演ではそうはいきません。

 

演目はサルトル。超硬派のがっちりした芝居です。

私は老政治家(悪役です)の役だったのですが、私がいくらがんばって演じても、演出家は不満顔です。

 

「キャラが見えてこない」

 

と何度となく言われました。

 

決して手を抜いているわけではなく、ちゃんと自分なりに感情移入して演じているんですよ。

 

でも、彼が満足いくレベルになりそうもありません。

私は途方に暮れました。

 

 

自分なりの演技とは何か?

自分にしかできない老政治家の姿とは?

 

考え、工夫して、稽古場で実践するのですが、演出家はダメを出し続けます。

「これ以上、どうしたらいいのか」

 

芝居は「自分らしさ」というものに向き合う、かっこうの素材です。

 

演技というと「役を演じる」ので、自分らしらとは違うのでは?

と思われがちですが、それは違います。

役を魅力的にするには、自分にしか演じられないキャラを見せなければなりません。

 

自分としっかり向き合い、自分らしさ、自分が演じるならどうなるかを追求する。

そうやって作り上げ始めて、役に「自分らしさ」が滲み出てくるのです。

 

 

私もこの時は、自分らしさについて悩み抜きました。

初日は刻一刻と近づいてきますが、演技的には完全に行き詰まってしまいました。

 

そんなある日、稽古場に団長さんが顔を出しました。(演出家と団長は別の方です)

 

団長さんは、私の演技に対しては何も言わず、

「ちょっと見ていなさい」

と、私をどかして自ら演じ始めました。

 

 

そこで私が見たのは「感情の爆発」。

 

老政治家が、何としてでも思い通りにこと運ぼうとする執念。

 

その迫力に圧倒され、私の演技が子供の遊びにすぎないように感じました。

 

自分らしさは心の底にある

団長の演技に度肝を抜かれ、同時に「なるほど」と納得しました。

 

いくら考えても、あの迫力は出てきません。

逆に考えすぎて、頭でっかちで、不自然な演技になっていたのかもしれません。

 

 

それよりも、心の底からの思いを、そのまま吐き出した方が説得力がある。

 

団長の真似など、やろうと思ってもできません。

役に没入して、そこで沸き出た感情は、間違いなく自分の思いです。

 

その「私の思い」を、脳の血管がブチ切れるくらいの勢いで、セリフにぶつけました。

そこでようやく、演出家のダメ出しが止まったのでした。

 

私の出番は中盤の1幕のみですが、芝居全体を引き締める、よいスパイスになったようです。

 

老政治家がよかった、という声を多くいただきました。

私なりのキャラが作られ、お客さんに届いたのなら、これ以上嬉しいことはありません。

 

私はこの公演を通し、演技に対し一定の自信を得ることができました。

 

 

考えることも大事ですが、考えすぎてもよいものは生まれません。

 

「自分らしさ」は自分の心の底にあり、それを引き出す過程で見えてくるものです。

 

簡単なことではありませんが、自分の感情と向き合うことが、そのきっかけになると、私はこのエピソードで学びました。

 

自分らしいビジネスを目指す

「自分らしさ」は、私にとってもあなたにとっても、永遠の課題なのかもしれません。

 

先に書きましたが、ビジネスは「独自性」「差別化」がとても大事で、それは言い換えると「自分らしさ」ということになりますね。

 

ビジネスを成立させるためには、あなたから買う理由が必要です。

 

売るもの自体は平凡でも、あなたなりのアプローチができれば、それに共感したお客さんは喜んで買ってくれます。

 

お客さんの共感を得るには、あなたの感情を大事にすることです。

 

 

理屈だけ、頭の中だけで考え出したものより、あなたの感情から出てきた言葉の方が響きます。

あなたのビジネスにあなたの心の底の声を生かしてみましょう。

 

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IZUMI HASHIMOTO
IZUMI HASHIMOTO

学生時代に友人に誘われ演劇を始め、大学卒業後、就職せずに芝居の道に入る。旅公演で全国を巡るなどしていたが、30代半で塾講師に転身。さらに40歳で全く未経験のIT業界に就職。会計専門のSEになる。60歳で定年を迎えたの機に、新しくビジネスを始めると共に、魂や心にまつわる発信をライフワークにするべく研究・研鑽を重ねている。

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