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学ぶことの意義 道を開くには学び続ける以外にはない

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けんすけ@生涯現役
「60にして立つ」
30年遅れで不惑を目指す

 

学ぶことは大事だ。

何事につけ、
学ぶことを忘れた瞬間から、
下降線を辿り始める。

学生時代は、
学ぶことが当たり前になっていても、
社会に出るとそういう機会も減る。

自分から学ぶ意思を持たないと、
日々の忙しさに流されてしまう。

 

学ぶことで道が開け、
人生が展開していく。

逆に学ばなければ、
道は閉ざされ、
やがて袋小路にはまって動けなくなる。

 

そうなってから気付いても、
「時既に遅し」。

リカバリーには大変な労力を要する。

そうならないためにも、
日々の学びを大事にして欲しい。

学びの大切さ

学びというと、
机に向かってひたすら本を読むとか、
堅苦しいイメージがあり、
敬遠したくなる気持ちも分かる。

確かに、学ぶためには、
学びを継続するストイックさは必要だ。

 

私の定義では、学びとは、

「新しい知識やスキルを習得しようと努力すること」

となる。

 

ミュージシャンやアスリートが、
日々練習を怠らないのも、
典型的な学びだ。

日々、体に「新しいスキル」を叩き込んでいるのだから。

 

新しいスキルと言っても、
別に今まで触れたことがない、
全く新規なものである必要はない。

既に身に付けた技術であっても、
繰り返すことで、新しい発見がある。

プロの野球選手が、
素振りを繰り返すのは、
そこに日々学びを感じているからに他ならない。

 

 

社会に出て、ある程度仕事を覚えると、
学びを忘れてしまうことが多い。

ルーティーンをこなすだけで、
一定の成果が出始めると、
そこに安住してしまうのだ。

 

「忙しい」
「疲れたから」

を言い訳にして、
それ以上のことはしなくなる。

 

もちろん、日々の仕事に工夫を凝らし、
成果を高めようとしているなら、
立派な学びだが、
面倒がってそれもしない。

それでは、
その人は永遠に同じ場所に留まることになる。

 

この変化の激しい時代では、
いつルーティーンが通じなくなるか分からない。

 

その時、彼の道は大きな壁に塞がれる。

そうならないためには、
学ぼうという気持ちを持ち続けるしかない。

学びが道を開く

少し、私自身の話をしよう。

別の記事でも書いたが、
私は大学時代に芝居にはまり、
卒業後もアルバイトをしながら芝居を続けていた。

30歳を過ぎても定職はなく、
旅公演などで得た収入で、
かつかつの生活をしていた。

 

結婚したのが30代半ば。

そんな身分でも結婚できたのも驚きだが、
今はその話は置いておく。

 

結婚を機に芝居から足を洗い、
契約社員のような形でフルタイムで働くようになった。

 

その時、ふと思ったのが、

「よし、公認会計士になろう」

ということだ。

 

なぜそんなことを思いついたのか、
今でもよく分からない。

ただ、あの時の思い付きが、
その後の人生を変えたことは間違いない。

 

30代半ばにもなって、しかもフルタイムで働き、
子供もできて子育てにも時間が割かれる状況で、
1から勉強を始めて公認会計士を目指す、というのは、
どう考えても狂っている。

ご存知の通り、
公認会計士は、弁護士と並んで
日本最難関の資格試験だ。

学生時代に勉強を始め、
卒業後は就職せずに数年勉強に集中して、
ようやく受かるというのが通例だった。

 

全く会計素人の私が、
まず買ったのが簿記3級の本だった。

そこから勉強を始め、
簿記・会計学・原価計算・商法など、
7科目をコツコツと学んだ。

学校に行く時間もお金もなかったので、
全て独学だった。

 

そして4年間勉強を続け、
簿記1級は取ることができたが、
公認会計士にはついに届かなかった。

 

資格試験を諦め、
ようやく人生初めての正社員となったのは、
40歳の時だった。

 

SE(システムエンジニア)に応募したのだが、
驚くことに、その時私はSEという言葉の意味を知らなかった。

つまり、何の仕事か分からないまま
就職試験を受けたわけだ。

面接で、当然のことだが、
「コンピューターはできるか」と聞かれ、
「全くできません」と答えた。

 

コンピューター知識ゼロで、
40歳という年齢のハンデがあって、
それでも採用されたのは
「会計の知識」だった。

 

ここで簿記1級が役に立った。

コンピューターは後で覚えればいい、
だが会計の知識は身に付けるのが難しい、
という人事の判断があったようだ。

 

就職してから分かったことだが、
SEになるような人の大多数は、
PCにはむちゃ強いが会計となるとさっぱり、
なのだ。

そもそも会計に興味がないので身に付かない。

 

ここで私は、
「会計に強いSE」
という立ち位置を掴んだ。

この立場は実に有効で、
その後20年、これだけで食うことができた。

 

もし、
「会計士なんてとてもムリだから」
と勉強をしなかったり、

「コンピューターを仕事になんかできない」
と就職試験を受けていなかったら、

その後家族を支え続けることは難しかった。

 

会計に強いSE、という地位は、
意図して掴んだものではない。

 

勉強していたことが、
思わぬところで花開く。

人生、どう転がるか分からないが、
学びを続けていれば、
それが生きる場面がきっと訪れる。

 

学び続けて道を開くか、
学びを怠って袋小路に入るか、
どちらを選ぶかは日々の行動と意識にかかっている。

 

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この記事を書いた人

IZUMI HASHIMOTO
IZUMI HASHIMOTO

学生時代に友人に誘われ演劇を始め、大学卒業後、就職せずに芝居の道に入る。旅公演で全国を巡るなどしていたが、30代半で塾講師に転身。さらに40歳で全く未経験のIT業界に就職。会計専門のSEになる。60歳で定年を迎えたの機に、新しくビジネスを始めると共に、魂や心にまつわる発信をライフワークにするべく研究・研鑽を重ねている。

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