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マーケティングとは 一言で言うと「人間について考えること」だ

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けんすけ@生涯現役
「60にして立つ」
30年遅れで不惑を目指す

 

マーケティングという言葉は聞いたことがあっても、
明確なイメージを持っている人は少ない。

物を売るためのノウハウだろうという、
漠然とした定義で捉えてはいないか。

物を売るというための技術というと、
宣伝がどうだ、とか、
キャンペーンがどうだとか、
商品名にインパクトを持たせる、とか、
個別のことに目がいきがちだ。

 

そういう個々の技術はマーケティングの本質ではない。

マーケティングというと、
難しそう、めんどくさそう、
など素人には無理と決めつけてしまう人がいるが、
もったいないことだ。

 

マーケティングはビジネスの根幹であり、
もっと言うと、人間について考えることでもある。

 

ビジネスをするのであれば、
そのことを肝に銘じて取り組むべきであろう。

ビジネスとはマーケティングのこと

私はビジネス初心者で、経験も浅い。

まして、マーケティングの専門家ではない。

ビジネスを始め、これまでに学んだこと、
感じたことをベースにした私見だと、
ご了解ねがいたい。

 

さて、ビジネスとは、
商品、サービスを提供することだ。

対価なしに提供すればボランティアとなり、
対価を頂けばビジネスとなる。

対価はお金に限ったものではなく、
サービス同士、商品同士のこともあるだろう。

 

これこれを提供します、
対価はこれこれです、
と宣言することをオファーと言う。

オファーをかけ、
それに応じる人間が現れれば、
ビジネスは成立する。

 

どういうオファーをかければ、
より多くの人間に応じてもらえるか、
それを考えるのがマーケティングだ

 

ビジネスを考えることは、
マーケティングを考えることと言っても過言ではない。

感情に訴える

マーケティングとは、
一口に言うと、

「誰に」
「何を」
「いかにして売るか」

その戦略を考えることだ。

これを明確にしておかないと、
的外れな物を作って、
結果全く売れない、
なんてことになる。

仮に化粧品なら、
10代、20代、30代、40代、
どこをターゲットにするのか。

ターゲットの年代の人が
どんな悩みを持っているのか。

それを分析し、
悩みを解決する商品を作る。

だからターゲットを決めないと、
商品開発はスタートしない。

 

アフィリエイトでも、
物を売る以上、
ターゲット設定は大事だ。

そのターゲットに刺さる記事を書かないと、
売れる道理はない。

 

ここで刺さる記事というのは、

「ターゲットの感情に訴える記事」

ということだ。

 

理屈で攻めた場合、
それが例え、明らかに得することであっても、
往々にして刺さらない。

よく、
「こんなにお得なのに何で買わないの?」
と嘆くアフィリエイターを見かける。

その人は、
読者を理屈でねじ伏せようとしている場合が多い。

 

かつて、メルカリのテレビCMで、

お店で店員さんに色々聞いて下調べ⇒
商品が決まったらメルカリで買おう⇒
安くてお得!

というのがあった。

これが「お得!」なのは間違いない。

別に悪いことをしているわけではないので、
理屈では明らかに「お得」なのだが。

結果的に、このCMは炎上し、
メルカリは宣伝に見合う効果を得られなかった。

CMが提案した「お得」な手法は、
視聴者の感情が許さなかった。

店員に申し訳ない、
モラルとしてどうなのか、
という感情的な反発があった。

 

売れる記事を書こうと思ったら、

「この記事を読んでターゲットがどう思うか」

を最大限考えるべきだ。

 

メルカリは、その部分を見誤り、
「お得」だけを優先して、
多額の宣伝費をドブに捨てた。

自分は何を提供できるか

マーケティングは、
広く捉えれば生活の全てに関わってくる。

Wikipediaによれば、

『マーケティングとは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、
「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」
ための概念である。
また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。』

固い文章で読みにくいが、要は、

1.お客さんの求めるものを調べて、
2.それを作って、
3.提供しましょう、

ということだ。

一口にお客さんの求めるものと言っても、
その人の置かれた境遇や、
個性、財力などによって千差万別。

だから、世の中の全てが
マーケティングの対象だと、
言うこともできてしまう。

千差万別の人たちについて、
その求めるもを調べることなど不可能。

そこで、結局のところ、

「じゃあ、私は何ができるの?」

というところに落ち着くと、
個人的には考えている。

自分ができないことを提供するのは、
そもそも不可能。

できることをやるしかない。

だから、私流に言うと、
マーケティングの定義はWikipediaとは逆になる。

 

1.自分が何ができるかを考え、

2.それをどんな人が必要としているか調べ、

3.提供する

 

基準がお客さんではなく、
自分になる。

 

自分のサービスや商品を買ってくれる人は、
一体どんな人なんだろう。

何を考え、何を悩み、どんな生活をしているのだろう。

その人に対し、自分は何ができるのだろう。

そういうことを考えぬくのが、
マーケティングだ。

 

まず自分のニーズがあって、
それを満たすために努力して、
できるようになる。

その
「自分ができるようになったこと」
を、お客さんに提供する。

その時は、お客さん以上に、
そのニーズについて考え、
解決策を模索し、
サービスレベルを高め、
満足してもらう努力を惜しまない。

 

相手の望みを、
自分のことに置き換え、
相手のために何ができるか、
それを追及する。

 

こう考えていくと、
マーケティングというのは、
ビジネスにとどまらず、

「人の生き方そのもの、
人間について考えること」

だとも言える。

 

ビジネスをやっていると、
人生について考えさせられる。

日々、言われたことだけやって過ごす人生よりも、
自分なりに考えながら進む日々の方が、
より高い所にいける。

ビジネスは「お金稼ぎ」、
マーケティングは「物を売る技術」と思われがちだが、
実はそこにとどまらない。

人の生き方とか、そういう根本的なところを考えに考えて、
行動していく人を目指す、道筋のようなものだと、
今はそう思っている。

 

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IZUMI HASHIMOTO
IZUMI HASHIMOTO

学生時代に友人に誘われ演劇を始め、大学卒業後、就職せずに芝居の道に入る。旅公演で全国を巡るなどしていたが、30代半で塾講師に転身。さらに40歳で全く未経験のIT業界に就職。会計専門のSEになる。60歳で定年を迎えたの機に、新しくビジネスを始めると共に、魂や心にまつわる発信をライフワークにするべく研究・研鑽を重ねている。

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