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不満と不安が不自由を作り出す 自由を謳歌するために必要なこととは

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けんすけ@生涯現役
「60にして立つ」
30年遅れで不惑を目指す

 

不満や不安は「不自由」を招く。

人間誰しも、現状になんらかの不満を抱えている。

 

何ひとつ不満はない!

現状はバラ色で、大満足している!

 

そんな人は、そもそもこの記事を読んではいない。

このサイトは定年を見据え、
経済的に自立したいと考えている人を支援するという
コンセプトで作られている。

 

経済的な不安は、
中々解決が難しく、
それだけに根深い問題だ。

経済的に苦しいと、
不満も溜まりやすい。

 

そしてそれらの不満や不安が、
あなたの行動を縛り、
どんどんあなたを不自由にしていく。

だが、あなたはそれに気づいていない。

あなたは自由?それとも不自由?

そもそも自由とは何か。

縛りがなく、
自分の意志で物事が選択できる状態のこと。

とは言え、全く縛りがない状態はありえないので、
選択の幅は自ずと限られてくるのだが。

それでも一定の選択肢があれば、
自由だと感じる人が大半だろう。

 

選択肢の幅が狭まるほど、
人は不自由だと感じる。

 

不自由は「選択できない状態」だと
言い換えてもいい。

経済的な不足が不自由だと感じるのは、
選択の幅が分かりやすい形で狭まるからだ。

 

美味しいものが食べられない、

遊びに行けない、

子供にいい教育を受けさせてやれない、

 

この世の中、お金さえあれば解決すると思われていることが多い。

だが、お金がある=自由、お金がない=不自由 という思い込みは
単純化が過ぎる。

経済的な不足は、そのまま不自由に直結しない。

お金がないことは不自由なのか

若い頃、芝居にはまっていた。

大学を卒業して、就職もせず、アルバイトをしながら芝居をしていた。

当時は売り手市場で、
同期の友人は、みな一流企業に決まって行った。

中には、就職して早々に結婚し、
数年の内に一軒家を建てた人もいた。

子供も生まれ、
絵にかいたような幸せな家庭を築いていた。

 

その頃私はというと、
時給いくらのアルバイト生活で、
食うや食わずの暮らしだった。

風呂なしのボロアパートで、
6畳一間に、簡単なキッチンがついていた。

お金がないので、銭湯にも毎日行けず、
恥ずかしながら、米だけは実家から送ってもらっていた。

大学まで出してもらった親には、
申し訳ないことをした。

 

芝居で多少なりとも収入を得られるようになったのは、
30歳も間近な頃。

その前の数年は最も金がない時期だった。

深夜の伝票入力の仕事や、
天ぷらの配送などで食いつないでいたような記憶があるが、
当時何の仕事をしていたかはっきりとは覚えていない。

恐らく仕事を転々として、
その日その日で暮らしていたのだろう。

 

1日に使えるお金は700円だった。

1日に2食で、
夕食はスーパーで100円以下のおかずが2品と決まっていた。

豆腐、卵、もやし、キャベツなど、
それでも選べる余地はそれなりにあった。

 

当時なぜか猫がいた。

知り合いが子猫が余っているというので、
深く考えずにもらってきたものだ。

そもそもそんな状態なので、
猫に高級なエサなどあげられるはずもない。

一番安いエサを買ってきたが、
あまり食べてくれない。

そんなこんなで、
互いにいつも腹を空かせていた。

 

ある日実家からコンビーフの缶詰が送られてきて、
こんなご馳走はめったに食えないと、
わくわくして缶を開けた。

冷蔵庫から豆腐を取り出し、
皿にあけていた僅かな間に。

 

何と、猫が。

コンビーフに噛り付いていた。

 

「何するんだ!」

 

と本気で怒ったら、
猫も本気で怒ってきて。

大喧嘩になった。

結局、その日の夕食は、
猫の食い残しのコンビーフと、
冷蔵庫の温度調節を間違え凍ってしまった冷ややっこの
2品となった。

 

大分話が逸れた。

 

今思い出すと笑い話にしかならないエピソードばかりだが、
当時は今の自分よりもずっと「自由」だった。

 

友人が一流会社で高給を取っていて、
家庭を持ち、立派にやっているのは知っていた。

だが、そもそも私には、比べるという発想がなかった。

夕食を巡り、
猫と喧嘩をしている自分が可笑しくもあり、
楽しくもあった。

 

経済的に困窮していたが、
「不満」も「不安」もなかった。

 

何とかなるだろうと思っていたし、
好きなことをやっていたので、
不満など持ちようもなかった。

60歳になった今振り返ってみても、
実際「何とかなった」のだから、
人生とは面白いものだ。

 

猫との喧嘩から30年。

その間に結婚し、
子供を作り、
就職するという、
普通の人生も謳歌できた。

外れ者の自分には、贅沢すぎる人生だった。

無限の自由を求めて

今、定年後の生活を見据えて、
ビジネスにチャレンジしている。

それはやりがいもあり、
楽しいことなのだが、
「お金」を意識している分、
あの当時より自由度は下がっている気がしている。

 

当時は経済的なことなど年頭になく、
あらゆる選択肢が目の前に広がっているように思えた。

 

当時の私は、無限の自由の中にあった。

 

人それぞれ状況があるので、
一概には言えないが、
お金に対する「不満」「不安」は、
あなたから選択肢を奪う。

不安な心は、不満を抱えた「現状維持」を強制する。

現状維持しか選択肢がないのなら、
それはやはり「不自由だ」と言うしかない。

 

私も今のビジネスに余裕が出て、
完全な自由を取り戻す日を夢見ている。

そう、若い頃のように、
無限の自由の中で晩年を過ごしたいと。

 

 

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この記事を書いた人

IZUMI HASHIMOTO
IZUMI HASHIMOTO

学生時代に友人に誘われ演劇を始め、大学卒業後、就職せずに芝居の道に入る。旅公演で全国を巡るなどしていたが、30代半で塾講師に転身。さらに40歳で全く未経験のIT業界に就職。会計専門のSEになる。60歳で定年を迎えたの機に、新しくビジネスを始めると共に、魂や心にまつわる発信をライフワークにするべく研究・研鑽を重ねている。

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